社内ナレッジベース/ヘルプディスク
- CHAAKO BOTの使い方と基本
- Chaako Botを利用するための事前準備
- Chaako Botの作成と設定
- 学習させる知識の追加
- サンプルチャットボット
- 社内ナレッジベース/ヘルプディスク
- サポートチャットボット
- USECASEと設定例
- 料理レコメンドBOT
- ファミリーお出かけコンシェル
- FAQとTIPS
- よくある質問
- Instructionsの設定コツとポイント
- Chaako Botがファイルを検索/参照してくれない
- どういうファイル形式の回答精度は高い?
- GPT3.5 TurboとGPT4のどちらを使うべき?
- Assistant APIの仕組みとRAGとの違いは?
- 設定したBOTが反応してくれません
- パフォーマンスを上げる設定のコツ
社内ナレッジベース/ヘルプディスクのサンプルチャットボット
このページは、AIアシスタントのChaakoが運営するチャットボットChaakoBotの使用説明です。
1.社内ナレッジベース/ヘルプディスクの仕組みと説明
社内ナレッジベース/ヘルプディスクのサンプルチャットボットは、RAGという技術を利用して、社内のお問い合わせに対して、社内規定や手順説明書を検索してから回答させるチャットボットです。
RAGの詳細につきましては、以下の参考記事に譲るとして、
簡単に説明すると、AIが社内文書を直接学習することなく、ユーザーの質問に対してまず社内文書を検索し、その検索結果を基に回答を行う仕組みです。これにより、AIが想像や誤った情報を提示してしまう「ハルシネーション」と呼ばれる問題を防ぐことができます。
2.サンプルボットを使ってみる
社内ナレッジベース/ヘルプディスクのサンプルチャットボットはこちら
なお、このサンプルボットを試すには、Chaakoのアカウント(無料)が必要です。
3.サンプルボットへアップロードしたファイル
この社内ナレッジベース/ヘルプデスクには、架空の会社の社内規定が事前にアップロードされており、ユーザー(社内)の問い合わせに対してこれらの文書を検索して回答するようになっています。実際にアップロードしたファイルの内容はGoogleドキュメントで公開していますので、以下のリンクからご確認ください。
-アップロードしたファイルの特徴
「一般的な社内規定に基づく知識」ではなく、実際にアップロードされた文書に基づいて回答していることを確認するため、遊び心も込めて、これらのファイルにはやや変わった内容を含めています。これにより、回答が実際にアップロードされたファイルに基づいていることを確認できます。
【就業規則】
試用期間を「2日から5日」と定めている
自己都合退職は前日までの通知でよい
深夜労働は禁止
副業を推奨
役職手当は月額20万円から2億円の範囲で設定
【経費精算】
国内の宿泊上限を10万円までとする
社外研修後は1万字以上の「研修報告書」の提出が求められ、研修後2週間以内に社内やチーム内で研修会やセミナーを開催する必要がある
【経費精算手順書】
システムにログインする際、生年月日を入力する必要がある
領収書添付には顔写真付きでアップロードが必要
宿泊費の清算申請には宿泊先のフロントスタッフとのツーショット写真を提出しなければならない
-確認方法
例えば、「試用期間は?」と質問した場合、就業規則がアップロードされていない状況ではChatGPTは「~~~日本では通常3か月から6か月程度~~」と答えるでしょう。しかし、この社内ナレッジベース/ヘルプデスクのチャットボットは、アップロードされた架空の就業規則に基づき「期間は入社日より2日間とされています。ただし、必要に応じて最長5日間まで延長可能」と回答します。
4.応用方法
このチャットボットは社内規定の検索だけでなく、議事録や社内ノウハウをアップロードし、それに基づいて回答を行うといった活用方法も可能です。
5.費用の目安
ChaakoのチャットボットはOpenAIのAPIを使用しており、発生する費用は以下の通りです:
- Chaakoへ支払う費用
- OpenAIへ支払うAPIの従量課金
- OpenAIへ支払うファイルのストレージ費用
-[1]Chaakoへ支払う費用
1つのチャットボットまでは無料です。2つ~3つまで作成する場合は月額2,500円、それ以上はお問い合わせください。
-[2]OpenAIへ支払うAPIの従量課金
OpenAIへ支払う費用です。
使用するモデルによって異なりますが、目安としては次の通りです:
GPT-4o miniの場合、1会話は約0.5円です。10,000円で10,000回から20,000回の会話が可能です。
GPT-4oの場合、1会話(質問と回答)は約5円~10円です。10,000円で1,000回から2,000回の会話が可能です。
例えば、1人のスタッフが1日に5つの質問を行い、全部で10人のスタッフがいるとすると、1か月で約1,500回の会話になります。ファイルの内容を適切に整理し、Insutructionsなどをしっかり整備すれば、GPT-4o miniで十分対応できることが多く、その場合、月の費用は800円以下に抑えることが可能です。
-[3]OpenAIへ支払うファイルのストレージ費用
OpenAIへ支払う費用になります。
アップロードしたファイルの容量に応じて、OpenAIにストレージ費用を支払う必要がありますが、1GBまでは無料です。このサンプルボットの場合、1GB以内に収まるため、費用は発生しません。1GBを超えると、1GBあたり1日0.10ドルの費用が発生します。
同じ内容でも、PDFはPlainTextやJSON(jsonl)に比べて容量が大きくなり、回答の精度が下がる傾向があります。そのため、コストを抑えるためには、事前にPDFの内容をPlainTextやJSON(jsonl)に整理しておくことが重要です。
-OpenAIのAPIKeyを使いたくない場合
上記の
[2]OpenAIへ支払うAPIの従量課金
[3]OpenAIへ支払うファイルのストレージ費用
に関しては、お客様のコスト削減を目的として、お客様のAPIキーを使用する前提の費用となっていますが、いくつかのデメリットもあります。
- 回数とモデルの制限:新規アカウントの場合、使用できるモデルや1分間に送信できるリクエスト数に制限があります。
- 費用や支払いの管理:弊社への支払いに加えて、OpenAIにも支払う必要があるため、費用や支払いの管理が複雑になります。
- セキュリティ:お客様のAPIキーを使用する場合、データの安全性を確保するための追加のリスク管理が必要となります。
これらの問題を回避する方法として、弊社のAPIをご利用いただくことが可能です。これにより、
- 回数とモデルの制限がなくなり、柔軟にご利用いただけます。
- 費用や支払いの管理が簡素化され、OpenAIへの直接支払いが不要となります。
- セキュリティリスクも弊社側で管理いたします。
弊社のAPIキーを使用する場合、例えば「モデル:GPT-4o、月間3,000会話まで、アップロードファイル1GB = 月々○,○○○円」のように、お客様のニーズに合わせたお見積りをさせていただきます。詳しくは以下の連絡先までお問い合わせください。
もしくは

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